韓国のパスポート用写真を自宅で撮る:壁選びから保存まで
韓国のパスポートでは、背景を白く塗り替えた写真が認められません。撮った壁が、そのまま提出する写真の背景になるということです。壁と光の選び方、顔の大きさ、前髪、オンライン用データの順に、撮る前に知っておきたい点を説明します。
背景を後から変えられない前提で考える
国によっては、撮影後に背景を白へ置き換えて整えられます。韓国のパスポートは別で、背景を切り抜いたり白に合成したりした写真は認められません。壁がそのまま背景になるため、どの壁の前に立つかが仕上がりをほぼ決めます。
このサイトも、韓国のパスポートの設定では背景に手を加えず、撮った壁を生かして明るさだけを整えます。壁が暗かったり色づいていたりしても、あとから白くはできないので、撮り直しで解決するのが基本です。
操作は、「国」で韓国を選び、「用途とサイズ」で「パスポート」を指定するところから始まります。データで提出する人は、代わりに「パスポート・身分証の写真データ(オンライン申請)」を選びます。「規格と注意事項を見る」で、先に条件を読んでおくと安心です。
数字で見る規格と、日本との測り方の違い
韓国のパスポートの写真は、横35mm、縦45mmの枠です。顔の長さは、あごの先から頭頂までを32〜36mmとし、髪の毛は数えません。日本は髪の頂点まで測るので、日本で撮った写真を持ち込むと、顔の大きさがずれてしまうことがあります。
壁の色は、白かオフホワイトです。オフホワイトとは、真っ白よりほんの少し温かみのある白のこと。日本の住まいの白いクロスなら、たいていこの範囲に収まります。
撮影から6か月以内のカラー写真であることも条件です。以前の写真や白黒の写真は使えません。
- 外寸は35×45mm
- 顔の長さは32〜36mm(髪を除く頭頂まで)
- 壁は白かオフホワイト
- 背景の消去や合成は不可
- オンライン用は413×531px
- 6か月以内のカラー写真
壁の選び方と、影を出さない立ち位置
まず、家の中でいちばん白くて無地の壁を探します。ワンルームなら、白いクロス張りの面が第一候補です。スイッチやコンセント、画びょうの穴、カーテンレールが頭の後ろに入らない位置に立ちましょう。
壁に寄りかからず、少し前に出ます。近いと自分の影が壁に落ちてしまいます。手あかや汚れは拡大すると目立つので、撮る前に壁を軽く拭いておきましょう。
黄ばんだ壁やクリーム色の壁は、オフホワイトの範囲を超えることがあります。撮った写真で色づいて見えるなら、別の壁に移るか、大きな白い布を張ります。布は、しわが影になるので、ぴんと張る必要があります。
光を整えて、影をなくす
昼は窓に向かい、レースを通したやさしい光を顔の正面で受けます。左右の明るさが揃いやすくなります。夜は、天井灯に加えて卓上のライトも使い、正面寄りから照らしてください。
背景を直せない分、顔と壁の明るさを揃えることが肝心です。逆光だと顔が沈み、壁ばかり明るく写るので、窓に背を向けるのは避けます。顔の片側が暗いときは、その側に白い紙を立てかけます。
明るさや色かぶりは自動で整えますが、背景そのものには触れません。暗すぎる写真や、白く飛んだ写真は補正が効かないため、撮り直しになります。
表情、前髪、眉と顔の輪郭
表情は、口を閉じた真顔です。笑みを浮かべず、目は自然に開いてレンズを見ます。スマホを目の高さに構え、腕を伸ばすか、誰かに頼みます。「カメラですぐ撮る」なら、条件が揃った3秒後に自動で撮影されます。
韓国の規格では、眉の70%以上がそれぞれ見えている必要があります。前髪が眉に載っているなら、流すか留めてください。頬や頬骨を髪が隠さないことも求められるため、サイドの髪は耳にかけるか束ねて、輪郭を出します。なお、耳が隠れるのは問題ありません。
色つきの眼鏡、カラーコンタクト、帽子、ヘアバンドは使えません。服は、壁の白に紛れる白いものを避け、紺やグレーを選びます。
加工をしないで、チェックと保存
取り込みの後は、「チェック結果」を上から読みます。「撮り直しが必要な点があります」の下には、原因と直し方が出ます。「顔・髪・服を整える」は「元のまま」に設定してください。美肌やフィルターをかけた写真は、加工と判断されます。
「微調整」の「顔の大きさ(許容範囲内)」で32〜36mmに合わせ、「左右の位置」「上下の位置」で構図を整えます。「背景」は「元の背景」のまま触りません。
ネットで申請する人は「ファイルを保存」を押すと、413×531ピクセルの画像が得られます。印刷するなら「印刷用を保存」で、用紙は「4×6インチ」「10×15cm」「L判 89×127mm」のいずれかです。等倍で出力して、灰色の線に沿って切り取ってください。
受け取ってもらえない主な原因
受理の判断をするのは提出先です。申請の前に、次の点を照合しておきましょう。
- 背景を消した、または差し替えた
- 壁に色や模様、影がある
- 顔の長さが範囲を外れている
- 眉や輪郭が髪に隠れている
- 色つきの眼鏡や帽子が写っている
- 古い写真、もしくは加工した写真
よくある質問
撮った後で背景を白に変えてもよいですか?
いいえ。切り抜きや白への合成は、この書類では受け入れられません。明るくて無地の壁の前で撮影し、「背景」は「元の背景」のままにしてください。
顔の長さは、日本のパスポートと同じ測り方ですか?
数字の範囲は同じ32〜36mmでも、測る位置が違います。韓国は髪を除いた頭頂まで、日本は髪の頂点までです。日本用の写真を流用すると、大きさが合わなくなることがあります。
データで出すときの画像の大きさは?
413×531ピクセルです。「パスポート・身分証の写真データ(オンライン申請)」を選んで「ファイルを保存」を押すと、この大きさで書き出されます。
前髪が眉に少しかかっていますが、問題ありますか?
それぞれの眉が70%以上見えている必要があります。前髪を流すかピンで留め、眉を出してから撮り直してください。
写真はネットワーク上に送られますか?
送られません。処理は端末のブラウザの中で行われ、読み込むのは処理用のプログラムと画像モデルのデータだけです。