パスポート更新の写真を自宅のスマホで撮るには
有効期限が近づいてパスポートを更新するとき、写真だけ先に済ませておけると、窓口での手続きが楽になります。自宅で撮るなら、規格の数字に加え、自撮りで起きやすい左右反転も要注意です。確認したい点を順番に並べました。
まず数字:35×45mmと余白2〜6mm
更新に使う写真は、横35mm、縦45mmです。顔は、あごの先から髪の最上部までが32〜36mmと定められ、その上に2〜6mmの空きが必要です。枠いっぱいに顔が広がっても、逆に小さくても、条件から外れます。
日本では髪を含めて測るため、ボリュームのある髪型の人ほど、肝心の顔が小さく写りがちです。お団子やふんわりしたパーマの場合は、その高さも32〜36mmに入れる必要があります。構図を決めるときに、髪まで含めた全体を意識してください。
画面上では、「国」に日本、「用途とサイズ」にパスポートを指定します。「規格と注意事項を見る」には、頭の上の余白をはじめ、背景や眼鏡の条件が載っています。申請の直前には、窓口の最新の案内とも突き合わせておくと確実です。
- 外寸は35×45mm
- 顔の長さは32〜36mm(髪の頂点まで)
- 頭の上に2〜6mmの空き
- 壁は無地の白
- 口は閉じる。眼鏡は反射がなければ可
- 反転や加工をした写真は不可
自撮りで気をつけたい左右反転
スマホの前面カメラは、画面上では鏡のように映ります。保存時に反転を戻す機種もあれば、鏡像のまま残す機種もあります。日本のパスポートでは、左右が反転した写真は認められません。分け目やほくろの位置が、実際の顔と逆になっていないか、見比べてください。
このサイトの「カメラですぐ撮る」は、保存する画像を反転させない作りです。すでにある写真を使う場合は、元の撮影アプリが鏡像で保存していないかを、先に確かめてください。
自撮り用のアプリには、肌をなめらかにしたり輪郭を細く見せたりする機能が最初から入っているものがあります。こうした補正がかかった写真は、加工品と見なされます。補正のない標準のカメラで撮りましょう。
白い壁と窓の光で撮る
背景は、色も柄もない白です。借りている部屋なら、白いクロスの壁を使うのが手軽です。ポスターを貼っていた跡や、スイッチ類が頭の後ろに入らない場所を探してください。生成り色の壁は、肉眼では白でも、写真では黄みが出ることがあります。
壁から少し離れれば、自分の影が背景に落ちません。昼は窓へ顔を向け、レース越しのやわらかな光で、左右の明るさを揃えます。夜は照明をすべて点灯し、正面から光が届くよう体の向きを変えてみてください。
朝の身支度のあと、額や鼻先がてかって見えることがあります。撮る直前にあぶらとり紙で軽く押さえておくと、光の反射が減ります。
構え方と表情:口を閉じてまっすぐ
目の高さにスマホを構え、腕をできるだけ伸ばすか、家族にシャッターを頼みます。顔に寄りすぎると鼻と額が膨らんで見えます。両手で支えると、肩が傾きにくくなります。
「カメラですぐ撮る」は、位置、肩、顔の向き、表情、光の条件が全部揃うまで待ち、揃ったら3秒のカウントののちに撮影します。手持ちの写真を使うなら、JPG、PNG、WebP、HEICの形式で追加できます。
表情は、口を結んだ自然な顔にします。歯が見える笑顔は避けてください。あごを引いたり上げたりすると顔の長さが違って写るので、目線は水平に保ちます。数枚続けて撮り、瞬きの一枚や首が傾いた一枚を除いて、最も落ち着いた一枚を選びます。
眼鏡、前髪、服装の整え方
眼鏡をかけたままでも構いませんが、フレームが目にかかる、あるいはレンズに光が映る場合は条件を満たしません。色つきのレンズも不可です。蛍光灯や窓の映り込みが消えないなら、思い切って外して撮るほうが無難です。
前髪が目に触れるようなら、流すかピンで固定します。頭に付けるものや耳の機器はすべて外してください。信仰上の理由で頭を覆う場合の扱いは、窓口によって違うことがあるため、手続きをする窓口へ事前に尋ねましょう。
服装は、白い壁から浮かび上がる色が向いています。白いシャツだと肩の輪郭が背景に紛れるので、紺やグレーの上着を羽織ってください。
チェックして保存する
取り込みが終わったら、「チェック結果」を上から順に読みます。「撮り直しが必要な点があります」に挙がるのは、自動補正が効かない問題で、撮り直しのコツも付いています。なお「顔・髪・服を整える」は、パスポートでは「元のまま」が正解です。
「微調整」では、「顔の大きさ(許容範囲内)」のバーで32〜36mmの中に収め、「上下の位置」を動かして頭上の空きを2〜6mmにそろえます。「背景」は「白」のままで足ります。
紙で窓口へ持参する場合は、「印刷用を保存」を押して、「L判 89×127mm」などの用紙サイズを選びます。コンビニのプリントを使うときも、拡大縮小せず等倍で出し、灰色の線に沿ってはさみを入れてください。
窓口で受け取ってもらえない主なパターン
窓口へ持っていく前に、次の項目を照らし合わせます。受け取りの可否は窓口が決めるので、迷う点は先に問い合わせておくのも手です。
- 頭上の空きが2〜6mmを外れている
- 顔が小さすぎる、あるいは枠からはみ出している
- 壁に影やしわがある、または白くない
- 口が開いている、レンズに照明が写っている
- 鏡像のままの保存や、美肌などの加工
- 撮影から時間がたち、現在の顔と印象が違う
よくある質問
自宅で撮ったもので更新の申請ができますか?
規定に合っていれば使える可能性はありますが、受理の可否を決めるのは窓口です。外寸、頭上の空き、白い背景といった条件を、出す前に確かめてください。
頭上の余白は、どこからどこまでですか?
髪の最上部から写真の上端までの距離です。「規格と注意事項を見る」に2〜6mmと示されており、「上下の位置」を動かして合わせられます。
眼鏡のまま写っても問題ありませんか?
フレームが目に重ならず、レンズに光が映らなければ可とされます。色つきは不可です。反射が気になるなら、外すほうが安全です。
スマホの自撮りは、左右が逆になりませんか?
このサイトの「カメラですぐ撮る」は、反転させずに保存します。別のアプリで撮った写真を追加するときは、実際の顔と左右が一致するかどうか、必ず見てください。
写真データは外へ送られますか?
送られません。処理は端末のブラウザ上で行われ、通信で受け取るのは、プログラムと画像モデルのデータのみです。